大人の仲間入り

印鑑イメージ

私は現在、新米会社員として忙しい日々を毎日過ごしています。

内定がもらえず、落ちこんでいたところに拾ってもらったのが現在の会社なのですが、そのときはとても嬉しかったのを今でも鮮明に覚えています。
その時に、就職祝いで母から印鑑をもらったことも忘れられない出来事の一つです。

その印鑑は、実印・銀行印・認印のセットで材質からケースにいたるまで、私に合うものを選んでくれて、また結婚したときのことも考えて名前のみが彫られたものでした。

学生当時は印鑑などほとんど使うことがなかったので、もっと違うものでお祝いしてもらいたかった、という思いが強かったのですが、実際に社会人となって、その印鑑を使う場面が増えた現在は、その印鑑をとても誇らしく感じます。

材質はチタン製のものでアレルギー症の私に非常にやさしい印鑑、私が結婚して苗字が変わっても使い続けられるように名前で彫られている印鑑、母のさまざまな思いが込められている世界にたったひとつの印鑑だと思うと非常にありがたみを感じます。

印鑑を使うことのない学生の時とちがって、印鑑を使う機会が増えた現在、私自身が責任のある大人の仲間入りできたことも感じます。
印鑑なんてもらっても嬉しくないと感じていたあのころの私はまだまだ子どもでした。

そして現在のように、印鑑を押すたびに母の思いを感じることができる私は、子供から大人のなれたのかなとちょっと自画自賛しています。
母の思いを感じながら、この実印に惚れながら生きていくのもいいのかなと思う今日この頃です。

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